樹木の水やり方法について

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庭木の水やりに正しい方法があるのをご存知でしょうか?

実は水やりは季節に応じて、水をあげるタイミングが異なっています。

今回は、季節ごとの植栽の灌水方法についてに紹介したいと思います。

夏の灌水タイミング

夏に灌水するタイミングはいつがよいのでしょうか?

午前中、それとも午後?

答えは、太陽が沈んでから灌水する。

日照りの強い午前中に灌ぐと、廻りの熱を奪い水はお湯になり蒸発が著しく、灌水の効果が少なくなるからです。

また、椿のような艶のある葉に水が かかると水玉になり、その水玉がレンズの働きをして、葉が焼けることもありますので、注意が必要です。

夏の灌水方法は?

太陽が沈んでから、全体的に簡単に散水し土をほぐしてから、2度・3度と繰り返したっぷりと灌ぐと、効果は大です。

冬の灌水タイミング

冬の灌水タイミングは暖かい日の午前中に行のがよいです。なぜなら、寒い日の夕方に灌水すると、夜に凍りついてしまうからです。

冬の灌水方法は?

冬場は、基本的には雨だけでよいのですが、半月以上雨が降らなければ、暖かい日の午前中(できるだけ10時~13時位)に灌水すれば、夜には凍りつくことがありません。

春と秋の灌水方法は?

1週間以上雨が降らない場合や、降っても少量の時は、根まで充分に水が届くように、しっかりと潅水しましょう。

灌水の注意点

  • 建物の南側・西側は少し多めに灌水する方がよい。(太陽がよく当たり、乾燥が激しいため)
  • 斜面地は、下部より上部を重点的に灌水する。(水は上から下へと流れるので全面的同じ量を灌ぐのではなく、上部にたっぷりと灌ぐと効果的です。)
  • かん木(小さな木)のように根の浅いものはこまめに灌ぎ、大きな木は3 ~4日間は灌がなくともいいものもあるが、灌ぐ時はしっかりと灌水する事が大切である。
  • しっかりと根付いたら、街の公園や街路樹のようにあまり灌水する必要はない。また、灌水しなくとも根は水分のある所まで伸ばして自己防衛する。
  • 特にアメリカハナミズキ・ヤマボウシは、活着(根付く)までは他の樹より多く灌水(1.3倍~1.5倍)して下さい。
  • しかし、ジンチョウゲのように、逆に水の量が多いと枯れる場合もあるので、ご注意下さい。

これは、一つの目安として、葉がしおれてきたと思ったら「しっかりと元気になってね。」と、言葉をかけるような気持ちでやって頂ければ樹も必ずその願いに応えてくれるでしょう。

よく見かける光景ですが、地表面が濡れる程度で灌水の目的が達したと勘違いされる方が多いが、よく考えて頂きたいのですが降水量が20ミリというのは雨量としては多い方ですが、20ミリとは2㎝です。

例えばアメリカハナミズキやシマトネリコのような樹を植えた場合は、根鉢の深さは40~50㎝は掘って植え付けており、地表面から2㎝程度では、肝心の根のところまで水は届きません。

樹を植えた当初は、根のところまで充分に水が届くように、灌水をして下さい。

また、根の周りを盛り上げた水鉢(盛り土)には、充分に灌水をして下さい。水鉢(盛り土)が崩れたらスコップや移植ゴテで修正をして下さい。

植物の灌水は、植木の食事と考えて頂ければお分かりになるように、水がもらえない樹は枯れてしまします。樹は水を吸い上げるときに土中の栄養分も一緒に吸い上げて暮らしています。

灌水量は多すぎても、少なすぎても樹に取っては負担です、人間の栄養と同じく適量というが良いのです。

しかし過保護にすることはお奨めいたしません。公園の木々や街路樹のように、自然の雨だけで生きていることも参考にしていただければ幸いです。

花木の剪定時期は、花が咲き終わってから2ヶ月以内に行う。それ以降なら 翌年の花芽を切ってしまう恐れがあるため。しかし百日紅のような樹木はいつ剪定しても芽がでた先に花芽を付けるものもある。