危険な大谷石塀の改修工事のすすめ

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大阪北部地震以降は、ブロック塀と同じく大谷石塀も公道に面する塀の撤去は補助金が出る自治体は多くありますので、この機会に大谷石も改修工事をお勧めいたします。

なぜ大谷石塀は危険なのでしょうか?

大谷石塀が決定的に危険なことは、鉄筋が入っていない事です。

昔は大谷石の塀と門柱に、土間は鉄平石張りのアプローチさえ造っていれば、十分に生活ができる収入が得られた時代がありました。

それが4~50年も経てばブロック塀よりも危険な存在になっていました・・

なぜ大谷石には鉄筋を入れていないのか?

昔は疑問に思う事もなく毎日毎日大谷石の塀や門柱を造り続けた結果が、今日の状況を生み出したように思います。

大谷石の下の段の多くには写真のように石の表面が剥離している現場が多く見かけるのは、大谷石の背面(裏側)に築山(つきやま)のような土があることです。土の水分を大谷石が吸い込んで、冬の寒い日に大谷石の表面の水分が凍結したり、溶けたりの繰り返をして風化してゆく現象なのです。

大谷石は5等(5寸:15cmの厚さ)の300×900では1本80kg以上もあり倒れると大変危険です。二人でも持っても重いこの大谷石を、昔の職人さんは1人で持ち上げて施工していました。

腱鞘炎になる職人さんが多くいました。

この危険な大谷石の塀は、今後はどんどん消滅していくと思われますが、悪いところばかりではありません・・

50年たっても大谷石の石塀の良さは残っています。良い環境下では経年劣化の少ない建築材料なのです・

古い話ですが、梅田花月の西向かい側に喫茶店がありました。

第二次世界大戦で大阪市内はアメリカ軍の空襲で焼け野が原になりましたが、大谷石で造られたこの喫茶店は30年位まで昔のままの姿で営業されていました。

大阪の町全体が、焼け野が原になっても大谷石の建物は残ったように耐火性は抜群にいいのです。建築関係の石では御影石がよく使われており硬くて火に強いイメージがありますが、大谷石は御影石の比ではなく最高の耐火性を誇っています。

私は大谷石でピザ窯を造り美味しいピザを焼いて食べたことがあります。

同じ建築材料でも使い方(石塀)によっては危険な材料になってしまいます。


写真にあるような大谷石塀に似たブロックもあります。


ブロック塀のように基礎には鉄筋を入れておりますので安心です・・

完成した写真のように大谷石塀の感じがいたします。

最近はどんどん減ってきている大谷石塀の話でした。

今ブロック塀や石塀の撤去には補助金が出ます。

スマートガーデンでは補助金申請のお手伝いもいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。