雨が降ると滑りやすいというアプローチ石張りを現場施工のバーナー仕上げで処理をしました

50年間という長い間、御影石のアプローチでした。

ご家族は気を付けていても、来客時に雨が降ると滑るのではないかと心配されていました。雨降りの時でも滑らない方法はありますか?と相談を受けました。

作業工程

御影石の表面

写真のように御影石の表面は光っており、晴れているときは良いのですが、雨降りの時は危険を伴います。

一般的に御影石のバーナー仕上げは、工場で行うもので現場では難しい作業です。この広い面積の御影石張替工事は施工費が高くつき、その上にハツリ工事に伴う騒音と粉塵がひどく現実的ではありません。そこでスマートガーデンではアイデアを出して現場施工で対処することにしました。

まずは「ケガキ」をしていきます。「ケガキ」とは、作業をする表面に基準となる線を描くことです。

御影石の額縁部分は残すためにバーナーの火が直接当たらないように、養生テープを貼っていきます。

ケガキは細かい作業ですが、仕上げの良し悪しを決める大事な作業です。

ケガキに沿って額縁部分にバーナーの火が直接当たらないように、養生テープを貼り終えた状態です。

テープや建物に火が燃え移らないように、水をかけながら御影石の表面をバーナーで削り取っていきます。

水に濡れていると未処理のところが分かりにくいので、丁寧に丁寧にバーナーで表面を削り取っていきます。

見事に現場作業でバーナー仕上げができました!

額縁部分は以前の水磨きの状態のまま残し、石の表面全体をバーナーで焼いて削り取りました。

長いあいだ危険と思いつつ そのままに放置していたアプローチですが、これで雨が降っても滑る心配がなくなり大変喜んでいただきました。

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