いつ倒れてもおかしくない危険なブロック塀の改修工事

2024年1月1日石川県能登半島地震の揺れで、傾きが大きくなり相談があった現場です。

私は外構工事に携わり58年が経ちますが、こんなに傾いた危険なブロック塀を見たのは初めてです。 建物を新築された時に、ブロック塀も造られたと聞いています。もう50年の時が経ち劣化だけでなく構造もどうなっているのか、経験を頼りに推測しながらの工事でした。

ビフォー

アフター

作業工程

既存のブロック塀は相当倒れており危険な状態でした。

作業をするにも危険が伴いますので、突っ張り棒を入れての作業開始です。

ハンドクラッシャーで解体です。ブロック塀を解体時には大きな音や振動がしますがハンドクラッシャーは、音もホコリもほとんど致しません!

ハンドクラッシャーは、使うコツを覚えれば人間の10人力のパワーがあります。

3年前から使い始めたハンドクラッシャーは年々パワーアップしています。

ブロック塀を解体していくと、鉄筋は丸鋼を使っているので50年前の仕事だと分かります。

丸鋼の画像

GL下は電動ハンマーでブロック塀を解体している画像

GLより下は、さすがにハンドクラッシャーは使えませんでした。ここからは電動ハンマーの力で割っていきます。

石積の補修作業

石積みの天端石はなく、石積み補修には苦労を致しました!

空洞だらけの石積

昔の石積みなので裏込めは、ほとんどなく空洞だらけでした!!

空洞が多くある石積の画像

石積の補修画像

ブロック塀の下の石積みの補修をしています。石の表面の汚れを落としてモルタルの付着が良いように配慮して作業を進めています。

手作業による石積の補修

石積みの補修は、重機などが一切使えずに少しずつの人海戦術しかできませんでした。

石積にコンクリートを充填している画像

ブロック塀の傾きは石積みの裏込めが空洞だらけだったので傾いたと推測しています。なので石積み補修工事はコンクリートの充填をメインに行っています。

石積みの補修工事では天端石の確保に苦労しました。

ブロック塀を2段積み

ブロック塀の解体は補助金を頂いていますので2段までですが、しっかりと基礎をしています

港製器工業株式会社のスーパーフェンス

ブロック塀からブロック塀への改修は補助金が出ませんので、港製器工業株式会社のスーパーフェンスに致しました。ウリンは100年腐らないと言われる硬い木です。柱はアルミ製で面材はウリンで半永久的な耐久性があります。スーパーフェンスにはアルミの笠木が付いていますので、より長持ち致します

  

ウリンとウリンの間は1.5cmの隙間があり、目隠しフェンスでありながら風通しが良く上品な木製フェンスです

ウリンの塀

連休や雨のために難航した工事ですが完成した日は五月晴れの良い天気でした。

お施主様から大変喜んで頂き、ご近所からも絶賛のお言葉を頂きました。

株式会社スマートガーデン 工事部 斎藤 栄三

その他の施工事例

前の記事

提案力で採用された植栽工事